ご家庭でもっとおいしく簡単に、コーヒーの入れ方ご紹介
おいしいコーヒーの淹れかた
もっと、おいしいコーヒーを!ペーパードリップの基本
TONEGAWA COFFEEでは、 コーヒーの美味しさ割合は…
「生豆55%、焙煎25%、抽出20%」
と考えます。大切なのは、抽出する人の“真心”です。
基本を大切に、丁寧に心を込めて淹れましょう。
とても簡単です!
コーノ式円錐ドリッパー Konoドリップ名人編
加熱による化学変化がなく、素材の成分を変質させずに、旨みや個性を引き出す方法。
抽出方法としては、もっとも基本的かつ合理的な方法をご紹介します。
ドリッパーにフィルターをセットし基準量の粉を入れ軽く揺すって表面をならし、軽く押さえる。
お湯は沸かしたてを使用してください。
沸騰後1分位待つと抽出の適温になります。
粉の中心に、湯を細く置くような気持ちでゆっくりと注ぎます。(深煎りほどゆっくりと細く)
500円玉位の大きさを目安にするとよいでしょう。
*ポイント*
縁には絶対に注がないで下さい。
一度に大量の湯を注ぐと、粉が湯に浮いてしまい「旨み」の抽出を嫌ってしまい、雑味の多い味になります 画像-B 参照
粉が湯を吸収して、中心部から次第に膨らんできます。
全体の60%位に湯がまわる程度を目安に注ぎ、30秒位待ち、なじませることで、コーヒーの組織が拡がり湯を受け入れる準備ができます。
まだサーバーにコーヒーが落ちないように!
中心から外に向かい「のの字」を描くように、細くゆっくりと注ぐ。
ムース状に盛り上がった状態を保ち、平らになる前に次の湯を注ぎます。 画像-C 参照
*ポイント*
コーヒーが落ち始めたら、縁にかからないように周辺にもゆっくりと注ぎます。「のの字」をやや大きくする。
およそ3投目、約45秒位でサーバーにピタピタと、ゆっくり落ちてくるのが理想です。
サーバーにコーヒーがピタピタと落ち始め、しばらくするとフィルターが下の方からジワジワと均等に滲みてくればOK、理想です。
中心からクリーミーな泡がドンドン出てきます。
画像- A参照
お湯の角度を垂直に、粉の状態をよく観察し、イメージを大切にしてください。
抽出予定量の半分まで来たら、徐々に湯を多めに注いでください。
画像- D参照
注ぐのを早めても、湯は細くゆっくりと2~3回転にするとよい。
ここまで来たら味はもう決まっています。
後は濃度調整ですので、少し早めて雑味まで落とさないようにします。
画像- E参照
膨らみ方も、泡も落ち着き始める。
フィルター全体が茶色に滲みている。
なじませが充分でなかったり、早すぎると薄い色になります。
予定の抽出量に達したら、すぐにドリッパーを降ろします。
*ポイント*
粉がくぼむ前に必ず降ろしてください!
雑味が落ちる前に終了しましょう。
画像-F 参照
▼
はい!出来上がりです。
▼
サーバーを回し、コーヒーをよくかき混ぜてからお召し上がりください。
淹れ立てのアツアツの感じと、やや落ち着かせ、冷ましてからもカッピングしてください。
シティーローストの参考基準量(中挽き)
メジャーカップ1.5カップ[15g]に対し、抽出量200ccを基準にするとよいでしょう。
時間は、およそ3分以内を目安にしてください。
人数分 粉の量 抽出量 時間
1人分 15gカップ1.5 150~200cc 2~3分
2人分 20gカップ2.0 220~250cc 3~3.5分
3人分 30gカップ3.0 330~400cc 3.5~4分
4人分 40gカップ4.0 450~550cc 4~5分
High Roast(中煎り)は、粉を少なめにサッパリと抽出してください。
もしくは、粉の量はそのままで、抽出量を多めにしてください(時間は同じ)。
French Roast(深煎り)は逆に、粉を多めにじっくりと抽出するのがコツです。
特に、最初の一投目は少なめにゆっくりとなじませてください。
逆にすると香味のバランスが崩れてしまいますよ!
●お湯のアドバイス●
お湯の温度は85℃~90℃位がよいでしょう
ヤカンでゆっくりと沸騰したお湯を、まずサーバーに移し、(ゆっくり沸かした方が冷めにくいです)その後ポットに移すと、だいたい適温になります。
時間にすると、およそ1分位です。
熱い湯、沸かしたてで早めに抽出すると ⇒ さっぱりとして、苦味が強くなります。
85℃位の湯でゆっくりと抽出すると ⇒ まったりと、甘味とコクが強くなります。
水に関しては、普段お使いのもので違和感がなければそれでよいでしょう。
できるだけ新鮮で、沸かしたてをお勧めします。
基準を参考にしてお好みのベストポイントを見つけてください!
× ドリップの失敗・原因と対策
A-▼
真ん中を中心に注いでいるつもりでも、粉の中では偏っています。
フィルターの湿り具合を観察してください。
ゆっくりと注ぎ下から均等に滲みてくるのが理想です。
▼
旨み一点抽出が難しくなります
味が抜けてしまう
B-▼
プチっと穴が開いています。
これは湯温が高すぎるか、抽出が早すぎます。
粉が動いている時は少し待ってあげてください。
上手になじませてあげる事が大切です。
▼
苦味が強い
やや尖った味になる
C-▼
膨らみがくぼんでしまう前に次を注ぎましょう。
雑味が落ちてしまうのと、粉の対流バランスが崩れてしまいます。
常に粉の状態をよく観察してください。
▼
しつこい味になる
後味に影響します
D-▼
おっと!
縁には注がないでください。
横から雑味が落ちてしまいます。
真ん中を500円玉位の大きさまでで充分です。
▼
味が抜けてしまう
対流がなくなる
E-▼
あれれ!
注ぐ量が多すぎです。
縁のドテが壊れない、崩れないのが基本。
過剰な湯の量は全く必要ありません。
▼
ごちゃ混ぜの味になる
風味も崩れる
F-▼
終了後の失敗の代表です。
このようにならないようにしてくださいね。
正しくは図‐Cのように目玉焼きのような状態になるはずです。
▼
もっとおいしくは望めない
香味が崩れてしまう
失敗は成功のもと!よく観察し「やってはいけない事」を覚えてください。
それが、上達への早道です。
おいしいコーヒーメーカーの淹れ方
ちょとした工夫で、もっとおいしく簡単です
コーヒーメーカーのメリット▼
・いつでも気軽にコーヒーが飲める 忙しい朝でも自動で抽出してくれるので助かる
・基準をつかめば、単純でいつも一定なので味がブレない
・価格もてごろ、デザインもファッショナブルなものが多い
コーヒーメーカーのデメリット▼
・湯温度が高すぎる 冷めやすい 本来の旨みが出にくい
・湯の注し方が、一点に集中するタイプが多いので、上手に対流しづらい、応用がきかない
・すぐに保温してしまうので、風味がこわれやすい(煮詰まる)
●そこで! アドバイスします●
コーヒーメーカーで美味しく飲むコツ!
現状で満足であればそれでOKです
▼
●基準の粉、水をセットし、スイッチを入れます。
しばらくすると、瞬間的に熱くした湯が落ちてきますね。
▼
●粉、半分位に湯がまわったら、スイッチを切ります。
湯を粉にしっかりとなじませる!
▼
●30秒~1分待って、再度スイッチを入れるだけ。
後は、いつももように自動的に抽出されます。
【デバイススタイルコーヒーメーカー、ゴールドフィルター使用】
この方法でコーヒーメーカーのデメリットが少し改善されます。
香味成分の多い新鮮なコーヒー豆は、ご存知のとおりよく膨らみます。
熱すぎる湯で、一点集中に注ぐと、どうしても旨みが出にくくなり、スッキリとした、苦味の強い味になりやすいのです。
そこで、スイッチを一度切り、十分な受け入れ準備をさせてあげます(なじませる)!
これだけで、見違えるほど美味しくなります!
●一度お試しください
●応用編●
・最初の一投目を自分で注ぐだけです!
▼
詳しくは上記、ドリッパー編①~③を参考にしてください。
細口ポットをお持ちでない時は、お茶の急須や、メジャー(計量)カップなどを代用するとよいでしょう。
・後はコーヒーメーカーのスイッチをONにするだけ!
・たまには抽出中の粉の状態を観察してみてください。
少し手を掛ける事で数段においしくなりますよ!
又、できるでけ保温しないようにしましょう!
味も香りも壊れます。
すぐにカップに移してください
「おいしさの原点は素材にあり」は、世界共通のテーマです!
アイスコーヒーの作り方
ご家庭で簡単にカフェよりおいしく…
冷たいコーヒーには、ホットとはまた違った魅力がありますね。
グラスを透かして見える琥珀色の美しさ、さわやかな口当たり
、
夏だけに限らず、オールシーズン楽しみたいメニューですね
作り方はいろいろありますが、簡単で美味しくいただける方法をご紹介します。
ホットをいれるときの要領で2倍の濃さで抽出します!
(4人分の粉に対して2人分の抽出量)
参考データ(4人分)
●ロースト・深煎り(フレンチロースト)の豆
「リッチブレンドもしくはゴールデンブレンド」
●粉の量・50g メジャーカップ5杯
●抽出量・約300cc
▼
グラスに氷をいれ、熱いコーヒーを注いで急冷する!
ポイント!
●粉の量に対し抽出量が少ないので、普段よりじっくりとおとします。
すぐ、冷してください 風味を閉じ込めます!
保存する場合は、サーバーごとできるだけ早く冷やし、その後冷蔵庫に入れて更に冷やす。
時間をかけすぎると、にごったり、味が変質するので注意。
お好みでミルク(牛乳でも可)シュガーシロップをいれてお楽しみください。
簡単においしくできますのでぜひどうぞ!
水出しコーヒーのすすめ
水出しコーヒー,お手軽簡単アイスコーヒー
スッキリとしたクリーンで爽快な冷たいコーヒーが楽しめます
作り方はとっても簡単
お手持ちのアイスポットに適量の水を用意、専用フィルターパックを入れるだけ!
※特殊な器具は一切必要ありません。
冷蔵庫で8~12時間冷やせば出来上がり。
水の量は600~750cc位までOK
専用水出しフィルターには、細挽きの粉が45g入っています。
作り方参考例
① アイスポット又はサーバーに新鮮な水を700cc入れます。
上部にやや余裕がある方が好ましい
② その中へ専用フィルターパック1つを静かに入れます
フィルター全体に水が滲みこむように軽くかき混ぜます
③ そのまま冷蔵庫で冷やしながら水から旨みを溶解します
フィルターは上に浮いていますが問題ありません
④ ハイ出来上がり!グラスに氷を浮かべてストレートでどうぞ
およそ12時間でフィルターを出してください
水出しコーヒーは、お湯による化学変化を利用せず
水からゆっくりと溶解させる方法です。
その特徴は、
苦味成分が出にくくなり、まろやかな口当たりのコーヒーとなります。
カフェイン、タンニンが少なくなりますので、気になる方にはおすすめです!
水出し用のコーヒーは、
特徴的な香り、風味の強いインパクトタイプのコーヒー、やや深煎りのBlendが向いています
香りと風味の爽やかで冷たいコーヒーをお楽しみください
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