では、なぜSINGLE ORIGIN(シングルオリジン)が求められ、注目されるのか、また必要とされているのか?
一つは、曖昧なコーヒー意味不明なネームのコーヒー(モーニング、ハワイコナブレンド?とか)、古くからの神話に惑わされているコーヒー(ブルマン?日本人しか飲んでいないコーヒー、キリマン?山の名称、モカ?港の名称)などに飽き飽きしているのと、ネットやSNSの普及で本当の真実や、ごまかしが効かなくなってきたことがあげられます。
それと、残念なことにコーヒーに関する法律はありません。賞味期限も消費期限も充てになりません。いつ、どこで、誰が?なんて不明な大量生産のコーヒー豆が多く流通し、鮮度や焙煎の技量、挽き加減など求めるのは難しいので注意が必要です。一説によるとそんな不明のコーヒー豆でもパッケージで袋とじし、店頭に並んでから1年が賞味期限のルールとか???
それでもお値段はそこそこしますし、それなりの「うんちく」やパーッケージだけに凝り、○○%OFFとか割引サービス、キャンペーンを強調し購買意欲を誘っています。今や、コンビニとかスーパーでもスペシャルティコーヒー、シングルオリジンを堂々と語っているのが実情です。ですので、家賃や人件費が高い日本では、肝心な素材にお金を掛けられないのが寂しいです。
それではここからが本題!真実の美味しさを求める、本当の好みが知りたい、大切な人、お世話になった人にプレゼント(ご贈答)したいとき、どんなキーワードで探したり調べますか?
たとえば、美味しいお米が食べたいとき、それなりのワインやスコッチを調べる、こだわりの日本酒を探したいとき…。連想してみてください、コーヒー豆も全く同じことです。
SINGLE ORIGIN(シングルオリジン)では、その産地(土や水、火山)コーヒー農園(生産者)ならではの独特の個性や風味を感じることができ、誰が、どこで栽培、どんな品種、収穫時期や精製方法は、輸送、管理状態をしているのかが明確です。鮮度においても、日本に入港した時期や管理方法を明記している、信頼できるROASER(コーヒー豆焙煎)なら、熟練職人の技もきっと伝わるはずです。
SINGLE ORIGIN(シングルオリジン)は、追跡可能性(トレーサビリティ)に優れており、一つ一つ独特の個性が確実に楽しめるのです。コーヒーも生鮮食品です。信頼できるコーヒー豆を、安心して楽しめるのが最大の魅力ではないでしょうか。また、近年コーヒーと健康が注目され各メディアもよく目にしますので、よりコーヒーに関心が高まっています。おいしさの原点は素材にあり、これは世界共通のテーマです。
この次は、コーヒー豆の選び方を書いてみます。ご要望がありましたらお気軽にどうぞ!お待ちしております。